いつものように愛猫とたわむれていて、ふと猫のかかとの部分の毛が薄くなったり、ハゲていたりするのに気付いたことはありませんか?
筆者の愛猫は、数年前に病気で弱っていた時に、かかとがハゲたことがありました。
しかしその後、体調が回復して普段通りの生活が送れるようになるにつれ、いつしかかかとの毛は元通りに生えそろっていました。
こんなふうに猫のかかとの毛がハゲてしまう原因は、いったいどんなことなのでしょうか?
目次
猫のかかとがハゲる原因1「体力・筋力低下によるアクシデント」
猫のかかとがハゲる原因には、いくつかあります。
たとえば、ジャンプに失敗するなどのアクシデント。
我が家の猫の場合、病気で弱り元気になった直後に、かかとのハゲを発見しました。
人間にも言えることですが、病中病後は筋力が低下している場合があり、急に普段通りの活動をしようとしても思い通りにはいかないことがあります。
猫は人間のように
「自分は今、病み上がりで体力が落ちているから、注意しないと」
と考えて激しい運動を控える…ということはありませんので、そんなときにジャンプしたり跳び降りたりすると、失敗してかかとの部分の毛が擦り切れることがあるのです。
また高齢の猫も、体力や筋力が衰えることで、猫の場合本来なら浮いているはずのかかとの部分を上げたままキープすることが難しくなり、床に擦れてハゲてしまう場合があります。
猫のかかとがハゲる原因2「猫の座るときの体重のかけ方のクセ」
また、猫が座るときの姿勢を見てください。
猫は座るとき、後ろ足のかかとの部分に体重をかけていることがお分かり頂けると思います。
このように座ることで、姿勢の安定を保っているのです。
しかし、このように多くの体重がかかとにかかると、いつしかその部分がハゲてしまうことがあります。
猫の座り方によっては、片方の足に多く体重をかけるクセがあるために、片方の足のかかとの毛がもう片方より薄くなってしまうこともあるでしょう。
猫のかかとがハゲる原因3「ちょっと心配!低温やけど」
また猫は「猫はこたつで丸くなる♪」という童謡もあるように、特に冬は暖かい場所を好みます。
こたつの他に、ストーブの前や電気カーペット、床暖房なども大好きです。
(パソコンを暖房器具の代わりにしてしまう猫もいます)
ところが、約40度以上のものに3~4時間触れたままでいると、低温火傷となるおそれがあります。
猫のかかとの毛がハゲているだけでなく、皮膚が赤くなって痛がる様子がある場合は、要注意です!
対策は?
このように、猫のかかとがハゲる原因には色々あります。
単なる猫の座り方のクセや、ちょっとジャンプや着地に失敗して擦り切れただけなら、あまり気にする必要はないでしょう。
しかし、低温火傷の可能性がある場合や、ハゲているだけでなく出血していたり、足を引きずっているなどの異常を伴う場合は、獣医師の診察を受けさせるようにしましょう。
そして病みあがりの猫やシニア猫などは、無茶な動きをして怪我をしないように注意する、床などに敷物を敷いてあげるなど、飼い主さんが工夫してあげましょう。
![]() 人間と違って、犬や猫などのペットには、公的健康保険がありません。 |

カワモト野奈

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