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猫の甲状腺機能亢進症について、知っていますか?

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甲状腺ホルモンとは?

甲状腺ホルモンとは、猫の喉のあたりにある「甲状腺」という器官から分泌されるホルモンの一種です。
このホルモンは、代謝、体温調節、血圧、心拍数、消化器の機能など、身体のあらゆる機能を調節するという、大変重要な働きをしています。

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甲状腺機能亢進症とは、この甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで全身の代謝が異常に高まり、身体に様々な症状を引き起こす病気です。
歌手の絢香さんなどが公表したことで話題となった「バセドー氏病」が含まれるこの病気は、猫では年齢を重ねるごとに発症頻度が高くなり、13歳の猫では全体の18.5%が発症すると言われています。

猫の甲状腺機能亢進症の症状と検査

猫が甲状腺機能亢進症を発症すると、

・食欲が旺盛にもかかわらず、体重が減少する
・下痢、嘔吐
・大声でよく鳴く
・多飲多尿
・皮膚や毛の状態が悪くなる
・年齢の割に、動きが活発になる
・心拍数が増える

などの症状が現れます。

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一見、病気にかかっているとは思えないような症状もありますが、明らかに普段と違う様子が見られる場合には、念のために獣医師の診察を受けさせた方が良いでしょう。

甲状腺機能亢進症の検査は、採血の検査の結果で判断します。
一般的な健康診断での血液検査の項目には、甲状腺の検査は含まれていない為、獣医師に「甲状腺の検査もして欲しい」という旨を伝えましょう。

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甲状腺の検査の場合は、検査会社に依頼する病院が多いため、結果は採血から数日~1週間後くらいになることがほとんどです。

甲状腺機能亢進症は、罹患している期間が長くなれば長くなるほど、症状が悪化します。
できるだけ早期に発見して、適切な治療を受けることが重要なのです。

甲状腺機能亢進症の治療法

猫の甲状腺機能亢進症の治療法は、抗甲状腺薬(飲み薬)の投与、外科手術などが一般的です。

手術の場合は、肥大した甲状腺を切除します。
先に薬で症状を落ち着かせてから、手術が行われることもあります。

また、併せて食事療法を行うこともあります。
甲状腺ホルモンを作る元となるヨウ素という栄養素を制限した、甲状腺機能亢進症に特化した処方食も、近年では発売されています。

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ただし、同時に腎臓病も抱えている猫の場合は、注意が必要です。
その場合は、腎臓病のための処方食が必要となる場合がありますので、かかりつけの獣医師の指示に従いましょう。

また、健康な同居猫がいて、同じ食事を与える場合は、健康な猫のフードに一般のフードを小さじ1杯分程度加えることで、ヨウ素の不足を防ぐことができます。

その他に、適正体重をキープする、他の猫のフードや人間の食べ物を与えない、定期的に健康診断を受けさせるなど、飼い主が健康管理を心掛けてあげることも大切です。


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人間と違って、犬や猫などのペットには、公的健康保険がありません。
そのため、入院、手術が必要になった場合の治療費は100%自己負担となってしまいます。
ネットから受付できるようになりペット保険の申込も簡単にできるようになりました。
保険会社によって、扱っている動物の種類・加入時のペットの年齢・状態によっては保険料が異なる、 また保険に入れない場合もありますので保険会社の比較検討が必要になります。
大切なペットのために、万が一に備えてペット保険に加入しませんか?

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Nona

Nona

私立大学文学部日本文学科を卒業後、バレエ講師、ダンサー、美術モデルなどとして活動。 2012年よりライターとして活動を開始。 現在は自身の立ち上げた出張型バレエスクール「M Ballet Art」の代表・主任講師を務める傍ら、日本の文化・ペット情報・バレエ・演劇・インターネットなどのコラム連載、バレエやスポーツの練習方法の解説の執筆など、幅広く活動中。

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