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「猫の手、いりませんか?」かわいい猫版画にダジャレもミックスした「ねこのてからのおくりもの」

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「暗い夜道を照らすちょうちんのような」猫版画集

猫が登場する作品は、小説、マンガ、絵本、ゲームなど、昔から色々なものが登場しています。
わんにゃん王国でも、「一丁目のトラ吉」「猫の絵を描いた男の子」「ねこあつめ」「猫の名画パロディ」など、いくつかの作品をご紹介してきました。

そして今回ご紹介するのは、1999年に出版された猫の版画集『ねこのてからのおくりもの』です。

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どんな「おくりもの」なの?
気になるこの絵本の表紙をめくると、最初にあるのが「猫知恵」。
このコーナーは、見開き2ページが1セットになっていて、

「おいしいものはみんなでわけなくちゃ/もっとおいしいものは・・・くっちゃえ」
「前向きに進んでいけば/目の前がパッと開けるかも」

などの言葉が、版画とともに載せられています。

1ページ目で「うんうん」と思って2ページ目に目を移すと、「・・・え?」となるような遊び心も。

そして続く「ねこ紙芝居」は、イガ栗とイモムシの若き日の恋の物語。
トゲトゲでイモムシを傷つけてばかりだったイガ栗も、秋から冬になりイガがむけてツルツルになり、蝶になったイモムシと再会してハッピーエンドとなります。

なんだかほっこりするこの版画集には、作者の「強い光じゃないけれど、暗い夜道を照らすちょうちんのような版画が作れたらいいな」という思いが込められているのです。

毎日の暮らしに使える「はりがみ」と、ポストカードも!

そして本の後半には、コピーして貼ったら日常生活をもほっこりさせてくれそうな「くらしのはりがみ」が付いています。

「ようこそ あ いたかった」「もちさるな かさない」「火はけしなすったかい?」
など、文章だけを見ると特に変わった所はない「はりがみ」ですが、版画と組み合わせることでそのダジャレの面白さがジワジワきます。

それはその後に続く「ダジャレター」にも生きています。
「おかわりございませんか」と言いながら、お茶碗を差し出して「おかわり」を要求する猫の版画や「おてがみくださいね」と言いながら犬に「お手」をさせる猫など、もらった人の表情がほころぶのが目に浮かぶようです。

カバーの折り返しには、切り取って使えるポストカードが2枚ついています。
そのカバーは、ひっくり返すと「贈り物」にぴったりな「特製ギフトカバー」になっています。

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本の隅から隅まで、手に取る人が笑顔になるような工夫が満載の1冊なのです。

作者は版画家・大野隆司氏

この本の作者は、東京都葛飾区生まれの版画家・大野隆司氏です。
『ねこのてからのおくりもの』以外にも、『へいきじゃないけど、へいきだよ』『星のおじいさま』などの絵本を多数出版しています。

猫に関する作品の作者の多くは、ご本人も猫を飼っていることが多いのですが、大野氏もその例に漏れず、この本が出版された時点でマダ・テン・ウルという猫たちと暮らしていたそう。

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「ちょうちん持ちというと、あまり良い意味に使われませんが、ぼくはちょうちん持ちになりたいです。」(あとがきより引用)
そう語る大野氏ですが、その言葉のとおり、ちょうちんの明かりのような「ほっこり」した気持ちになりたい方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか?

『ねこのてからのおくりもの』 画・文:大野隆司/新潮社


hikaku1

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Nona

Nona

私立大学文学部日本文学科を卒業後、バレエ講師、ダンサー、モデルなどとして活動。 2012年よりライターとして活動を開始。 現在はバレエ講師を務める傍ら、日本の文化・ペット情報・バレエ・演劇・インターネットなどのコラム連載、バレエやスポーツの練習方法の解説の執筆など、幅広く活動中。

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