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そうだったの!?カッコウが子育てを他の鳥にさせる切実な理由って?

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子育てを他の鳥に押し付ける「托卵」

ペットのインコやニワトリが卵を大切そうに温めている姿は、本当に微笑ましいものです。

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時には以下の動画のように、うずらの卵をセキセイインコが温めてふ化させたという、信じられない話もあります。

スーパーで買ったうずらの卵をセキセイインコが温めてヒナが産まれた
(youtubeより)

ところが自然界には、カッコウホトトギスのように自分の卵を自分では温めず、他の種類の親鳥に育てさせる「托卵」を行う鳥たちがいます。

他の種類の鳥の巣に産みつけられたカッコウやホトトギスの卵は、いち早くふ化すると他の卵や雛を巣から押し出し、自分だけが親鳥にエサをもらって育ててもらいます。

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自分より大きいカッコウのヒナに餌を与えるオオヨシキリ
(画像出典:Wikipediaより)

「ひどい!」
「母性本能が欠けているのか」
「ずるくて残忍な鳥だ」
などという、読者の皆さんからの非難が聞こえてきそうな行為ですね。

 

托卵される側の親鳥も負けていません!

こんなふうに毎度毎度カッコウに托卵され、自分の本当の雛を殺されてしまっていたら、托卵される側の鳥は種全体が絶滅してしまうのでは!?と心配になります。

ところが、托卵される側も負けてはいません。

たとえば「カッコウはホオジロの巣に好んで托卵する」と、江戸時代のカッコウに関する文献に書かれています。

しかし現在では、ホオジロの巣に托卵するカッコウは減少しています。
なぜならホオジロは、当時実際にカッコウに繰り返し繰り返し托卵された結果、カッコウの卵を識別することを学習してしまったからです。

ホオジロの巣にカッコウの卵を産んでも、親鳥に見付かって放り出されてしまうため、現在のカッコウはモズやオナガ、オオヨシキリなどの他の鳥にターゲットを移動させています。

最近では、新たに托卵先に選ばれたオナガも、カッコウに対する「対抗策」を身に付けてきているといいます。
カッコウがオナガの巣に托卵するようになってから10年くらいで、オナガの親鳥がカッコウの親鳥を攻撃したり、自分の本当の卵に似ていない卵を識別し巣の外へ出したりといった行動が観察されるように。

これに対しカッコウ側も、卵の柄を托卵先の鳥の卵に似せるなど、識別の目を逃れるための急速な進化を遂げています。

 

カッコウが「托卵」する本当の理由

「そこまでするくらいなら、他の鳥に子育てを押し付けないで、自分で育てればいいのに」
という声が聞こえてきそうですが、実はカッコウには自分で卵を温めることができない切実な理由がありました。

一般的に、鳥類の体温は40℃~42℃程度で一定に保たれています。
ところがカッコウはこの点でもかなりイレギュラーで、1日の中で29℃~39℃くらいの間を変動しています。

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そう、カッコウは実は変温動物なのです。

変温動物はエネルギー消費量が少ないため、多量の食料を必要としないなどのメリットがあります。
しかし卵を安定的にふ化させるためには、一定の温度で一定時間温める方が確実です。

だからカッコウも、体温変動の少ない他の種の鳥に抱卵してもらい、繁殖を有利にしているのではないかと考えられています。


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Nona

Nona

私立大学文学部日本文学科を卒業後、バレエ講師、ダンサー、美術モデルなどとして活動。 2012年よりライターとして活動を開始。 現在は自身の立ち上げた出張型バレエスクール「M Ballet Art」の代表・主任講師を務める傍ら、日本の文化・ペット情報・バレエ・演劇・インターネットなどのコラム連載、バレエやスポーツの練習方法の解説の執筆など、幅広く活動中。

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