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低血糖症と、その対処法

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低血糖症について

ペットも人間と同じように、糖尿病を患った場合は獣医師の指示のもと、インスリンを注射する場合があります。
しかし人間と同様に、その分量が過剰となった場合などには、低血糖の症状が現れます。

我が家の猫は数年前に糖尿病と診断されて以来、毎日インスリンを打っていました。
しかし、最近になって低血糖を起こして倒れ、救急診療へ運ばれて一命を取り留めました。

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低血糖症は、インスリンの投与だけが原因ではなく、様々なことが原因となって発症します。
処置が遅れた場合は命に関わることもある、恐ろしい病気です。

その原因と対処法を知って、適切な対処ができるようにしましょう。

低血糖症の原因と症状

低血糖症は、「血糖値」という血液中の糖分の濃度が低下することによって起こります。

動物の脳の活動は、糖分のみをエネルギー源として営まれています。
血糖値が著しく下がると、全身の機能に指令を出す脳の働きに大きく影響し、様々な症状が現れます。

低血糖の主な症状としては、

・痙攣
・意識低下
・ぐったりする

などがあります。
症状が進むと、昏睡状態を起こしたまま死亡することもありますので、早めの対処が必要です。

我が家の猫は、明け方に鳴いていたので様子を見に行ったら、フラフラと立ち上がっていて、身体に手をかけたらぐったりと倒れてしまいました。
すぐに救急医療センターへ運ばなければ、命の危険がありました。

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血糖値が下がる原因には、いくつかあります。
先述した、糖尿病の治療で投与するインスリンの分量が多すぎた場合の他に、副腎皮質の機能の低下、膵臓の腫瘍、敗血症などの疾患が原因の場合などがあります。

子犬や子猫の場合、空腹や、内臓疾患により下痢や嘔吐が続いた場合、身体の冷えにより熱量の消費が増えることなどでも、低血糖症を発症することがあります。

対処法は?

ペットが低血糖を起こした場合には、人間の場合と同様に、まずは糖分を摂取させます。
成犬・成猫の場合は消化・吸収されやすいフードなどの食べ物、子犬・子猫の場合はブドウ糖を含むシロップなどを与えましょう。

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この時に、チョコレートは絶対に与えないで下さい。
ペットは人間と違い、チョコレートに含まれるテオブロミンという成分を分解することができませんので、かえって命の危険にさらすことになります。

(参考記事「危険です!ペットに食べさせてはいけない意外な食品」)

もしも意識の低下が起こって食べ物を口にできない場合は、なるべく速やかに獣医師に相談し、動物病院へ運びましょう。
病院へ運ぶまでの間は、応急処置としてガムシロップなどを口の中に塗っておくと良いでしょう。
誤飲の恐れがあるため、一気に流し込むことはNGです。

動物病院では、ブドウ糖の点滴などの治療が行われます。

そして再発を防ぐ為に、日常生活の中で低血糖症が起こりやすい状況を改善することも大切です。
子犬・子猫の場合は、授乳回数を増やし、身体を冷さないように暖かくしましょう。
成犬・成猫の場合は、空腹時の運動を避ける、低血糖の原因となる基礎疾患がある場合には、適切な治療を行っていきましょう。

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そして糖尿病でインスリンを投与している場合は、定期的に血液検査を行い、病状を把握しておきましょう。

猫の場合、糖尿病が改善してインスリンが必要なくなるケースもあります。
それでもインスリンを投与し続けてしまうと、突然酷い低血糖症を起こすことがあるため、注意が必要です。


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Nona

Nona

私立大学文学部日本文学科を卒業後、バレエ講師、ダンサー、美術モデルなどとして活動。 2012年よりライターとして活動を開始。 現在は自身の立ち上げた出張型バレエスクール「M Ballet Art」の代表・主任講師を務める傍ら、日本の文化・ペット情報・バレエ・演劇・インターネットなどのコラム連載、バレエやスポーツの練習方法の解説の執筆など、幅広く活動中。

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