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ネコ科で最強の動物は、誰?

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力が強いのはライオンやトラ。でも・・・

皆さんの身近にいる「猫」の仲間は、獲物を狩ることに特化した生き物です。

ネコ科動物の祖先である「ミアキス」という小型哺乳類に始まり、「プロアイルルス」、「プセウダエルルス」、「スミロドン」に代表されるサーベルタイガーを含む「マカイロドゥス」、そして現代のネコ科動物へと、彼らはより効率良く獲物を捕獲できるように、究極の進化を遂げてきました。

実際、彼らは例外なく、みんな狩りが上手です。

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ところで、そんなネコ科動物の中で、「最強」と呼べるのはどの種類でしょうか?

「力が強い」という意味で言えば、最も強いのは「百獣の王」といわれるライオンや、トラのような大型の仲間です。
「弱肉強食」の掟そのままに「強い者が繁栄する」のが野生の掟なら、ライオンやトラが最強のネコ科動物ということになるでしょう。

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「力が強い=繁栄」ではない

しかし、ライオンやトラは現在、絶滅が危惧されるくらい数が減っています。
その原因には、私達人間が大きく関わっていることは確かです。

人間が生息地を広げ、開発を進めるにつれ、人間の居住地の近くに住む大型のネコ科動物は「家畜を襲う害獣」とされたり、美しい毛皮を狙って捕獲されるなどして、その数を激減させてしまったのです。

今では「百獣の王」であるライオンでさえ、保護区や国立公園に指定されている地域以外では生息が困難となっていて、このままでは20年程度で絶滅の危険があるとさえ言われているのです。

また「最強の牙」を持っていたネコ科動物の「サーベルタイガー」は、主な生息地であったアメリカ大陸に人間が現れるより前に、姿を消してしまいました。

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出典:Wikipedia

「強い」ということは、必ずしも「繁栄」に繋がるわけではないのです。

世界中で繁栄しているネコ科動物と言えば・・・

一方、同じネコ科動物でも、ライオンやトラよりずっと小さくて力が弱いにも関わらず、世界中で繁栄しているものもいます。

それは、私達の身近にいるペットの猫、学名「イエネコ」です。

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絶滅が危惧されているライオンやトラとは対照的に、イエネコは飼い猫だけでも、世界で2億400万匹が飼育されています。
これに野良猫の数を合わせたら、とてつもない数になるのは間違いありません。

イエネコがここまで数を増やすことができたのは、人間の生活に上手く取り入ることに成功したからに他なりません。

身体の小さなイエネコですが、元々狩りの成功率はネコ科動物の中でもひときわ高く、実に50%以上と言われます。
「百獣の王」ライオンの狩りの成功率が10%ですので、いかに高いかお分かりいただけるでしょう。

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そんな猫が人間にペットとして可愛がられれば、より危険は少なく、より確実に食料にありつくことができ、しかも安全な住処まで確保できます。

最初に人間に飼育された猫(リビアヤマネコ)が、そこまで考えていたかどうかは分かりません。
しかし人間との共生により、他のネコ科動物が次々と数を減らす中、イエネコだけが繁栄の道を歩くことができたのは確かです。

そう考えると、「最も繁栄に成功した」という意味での「最強のネコ科動物」は、意外にも、身体の小さなイエネコであると言えるでしょう。


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カワモト野奈

カワモト野奈

私立大学文学部日本文学科を卒業後、バレエ講師、ダンサー、モデルなどとして活動。 2012年よりライターとして活動を開始。 現在はバレエ講師を務める傍ら、日本の文化・ペット情報・バレエ・演劇・インターネットなどのコラム連載、バレエやスポーツの練習方法の解説の執筆など、幅広く活動中。

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