そろそろ猫は換毛期!大量の抜け毛、どうする!?
肌寒さの残る季節が終わり、猫も人間も「衣替え」の季節を迎えました。
この時期、猫の毛は冬毛から夏毛に生え換わります。
猫は抜け毛の量が普段以上に増えるため、全身を舐めたり足で掻いたりするようになります。
それだけ毛が抜けると、飼い主も猫も大変です。
飼い主は毎日の掃除が大変!
さらに毛繕いで自分の毛を飲み込んだ猫は、それをうまく吐きだすことができないと、最悪の場合腸が詰まってしまうこともあるのです!
そこで換毛期には長毛種はもちろんのこと、短毛の猫も毎日グルーミングをしてあげるのがおすすめです。
さて、その時に大量に出るのが、猫の抜け毛です。
これ、そのまま捨てるだけなんて、ちょっともったいないと思ったことはありませんか?
手芸用綿の代わりにピンクッションやぬいぐるみに詰める
実は筆者の自宅にも、数年分の愛猫の抜け毛が保管してありました。
これが役に立ったのは、実は新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛中でした。
外出がほとんどできなくなったため、筆者は「自宅で楽しめる趣味」として「手芸」を始めました。
まずは裁縫に使うピンクッション(針刺し)を作り、それから小さなぬいぐるみを作ろう…と思ったのですが、生地を裁断して縫い合わせたところで、あることに気付きました。
「中に詰める綿がない。しかも今は買いにも行けない」
そこで「代わりになる物」はないかと考えた結果、愛猫の抜け毛の塊を思いつきました。
念のために調べてみると、ピンクッションに詰める綿には羊毛など「適度に油分を含んだ素材」が、針が錆びにくくなっておすすめということが分かりました。
羊毛がおすすめなら、猫の毛でも大丈夫!
そう確信し、作ったのがこちらのピンクッション。
適度な弾力もあって使いやすく、個人的には大成功でした。
また猫の毛を圧縮して「猫毛フェルト」を作り、小さな指人形などのかわいい雑貨にすることもできます。
(参考:猫毛フェルトの本/蔦谷香理)
筆者も、過去に愛猫の毛で指人形を作りました。
愛猫自身の抜け毛で作っただけに、微妙な白グレーの色もしっかり再現できました。
猫毛を手芸に使う場合の注意点
こんな風に手芸用の素材としても楽しめる猫の毛ですが、少し注意点もあります。
猫の毛は羊毛と違って1本の毛の長さが短く、毛同士があまりしっかりと絡み合いません。
そのため羊毛のフェルトほど強度がなく、モチーフや小さな人形としては楽しめても、手袋や帽子などの本体には使えません。
毛が細いため、ピンクッションの中に詰めて使用していると、布目から細い毛が出てきてしまうこともあります。
また、愛猫の抜け毛を綿の代わりにしたぬいぐるみなどは、飼い主さん自身が使う分には問題ないとは思いますが、誰かにプレゼントする場合は、その方・またはご家族が猫アレルギーではないかを、事前に確認しておきましょう。
![]() 人間と違って、犬や猫などのペットには、公的健康保険がありません。 |

さわの唯

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